今回説明するのは、ごくごく簡単なビジネスマナーです。
題して、お客様をお部屋へお通しする方法。
受付から応接室までお通しする場合などですね。
・・・と言っても、案内の仕方は説明するまでもないでしょう。
例え何度も会社に訪れたことのあるお客様であっても、案内が必要ないなんてことは間違ってもありません。
必ず会社の者が先に立って、応接室まで案内してさしあげなくては。
今回説明したいのは、部屋(応接室など)の前へ辿りついたところから。
つまり、部屋の扉の開け方です。
基本的に、扉を開けるのは当然案内した者の役目で(お客様の手を煩わせてはいけません)、しかし部屋に入るのはお客様が先です。
扉が手前に引いて開けるタイプなら、廊下側でノブを持ったまま、お客様をお部屋に入れて差し上げましょう。
・・・とまぁ、この場合なら難しくはないのですが、問題は扉が奥に押して開けるタイプの場合。
この場合に限ってはお客様よりも先に部屋に入ることになりますが、部屋の内側でノブを持ちつつ、お客様をお通ししなくてはなりません。
ちなみに引き戸の場合は、扉を開けてお客様を先にお通しします。
手前に引いて開けるタイプの扉とそれほど変わりはありませんね。
ビジネスマナーの基本中の基本は、「敬語」です。
社会人として生きていくのであれば、敬語というのは非常に重要なものであり避けては通れない基本なのです。
近年、敬語をきちんと使えない人が非常に増えています。
その結果どうなるかは、各界の著名人の失言騒動を見ればわかるとおりです。
彼らがバッシングされた理由の中には、言葉遣いが悪いというものもありました。
どんな悪でも、言葉遣いが丁寧なだけで印象が変わったりすることさえあります。
日本人は、体裁や建前をとても気にする人種だと言われています。
敬語を使えないというのは、それだけで相当印象を悪くしますし、年配の方はそれをかなり気にします。
敬語が正しく使えないという事は、それだけ会社内で自分の、会社外で会社のイメージを悪くすると考えてください。
それはつまり、ビジネスマン失格を意味します。
「敬語」についてもう少し踏み込んで見ていきましょう。
敬語には、3つの種類、「尊敬語」、「謙譲語」、「丁寧語」があります。(昔、国語で習ったと思います。)
尊敬語は相手を立てるための言葉。
謙譲語は自分をへりくだるための言葉。
丁寧語は、言葉を丁寧にし、柔らかくするための言葉と考えてください。
これらの言葉をしっかり使い分けない事には、マナーを遵守しているとはいえません。
とはいえ、敬語の使い分けというものは、結構難しかったりします。
特に、尊敬語と謙譲語を間違うパターンが多いようですね。
できるだけ間違えないよう、学校の教科書を倉庫から出してでも勉強する事をお勧めします。
ビジネスシーンにおける挨拶は、基本的に以下4つの項目で成り立っていると考えてください。
1つ目は「タイミング」
2つ目は「言葉遣い」
3つ目は「声の大きさ」
そして4つ目は、「お辞儀」
まずタイミングですが、これはかなり重要になります。
例えば、上司が誰かお客様と話をしているタイミングで声をかけて挨拶をするなどは、はっきり言ってビジネスマナーとしてはNGです。
こうした場合には、会釈のみを行うのがマナーです。
もちろん、用事があって話しかけるための挨拶は別です。そういう場合は「失礼します」から入り、用件を伝えましょう。
ふたつめの言葉遣いに関しては、一般的な挨拶とさほど変わりません。
もちろん、無礼な言葉遣いなどは論外ですが、細かい部分でのミスはさほど影響は与えません。
しかし、礼儀に厳しい上司や先輩の場合は怒られてしまうので、細部まで気を使いましょう。
みっつめの声の大きさは比較的重要になります。
何を言っているのかわからないような、か細い声での挨拶では場合によっては相手に不快感を与えてしまいます。
逆に声が大きすぎても、仕事の邪魔をしてしまうことになります。
声の大きさはTPOに合わせる必要がありますが、新入社員の間は、元気をアピールする為に多少声を張るのも有効です。
ただ、職場によってはそれで浮く事もあるので微調整しましょう。
そしてよっつめのお辞儀ですが、これはかなり重要な要素です。
お辞儀というのは、主に角度で三つに分かれます。
出社、退社の際やすれ違いの際には、15度程度の軽い会釈を。
しっかりと挨拶すべき上司やお見送り、お迎え、取引先への訪問の際は30度ほどの中礼を。
そして、冠婚葬祭、感謝、お詫びといった場合は45度で最敬礼を。
ただし、あまり曲げすぎるのも、パフォーマンスと取られる可能性があるので注意しましょう。