社会人が初対面の際に行う「名刺交換」ですが、この名刺交換にはビジネスマナーに則った手順(ルール)というものが存在しています。
ルールを守らないことには、ビジネスマナーを守れているとはいえません。
当然、名刺を受け取った相手方に与える印象も悪くなってしまいます。名刺交換は自分自身の問題だけではなく、所属部署、そして何より勤めている会社を代表して行う行為です。
自分の名誉を傷つけるだけならともかく、会社の面子を潰すというのは、あまりにも無責任というものです。
ビジネスマナーをしっかり遵守し、正しい手順で名刺交換を行う必要があります。
まず、名刺交換の際、どちらが先に名刺を出すか、相手方が複数の場合は誰から渡すのがいいかという点で迷う方がおられるのではないでしょうか。
1. 訪問者か否か。
2. 立場はどちらが上か。
3. 相手方の中で誰が上役か。
上記3つが重要です。
まず、訪問者が先に名刺を出すのは基本中の基本です。
自分が訪問する場合、絶対に相手から出すということがないよう、すぐに名刺を出せる準備を整えておきましょう。
立場に関しては、この際考慮する必要はありません。
訪問者である自分が先に出す、という事を念頭に入れておけばOKです。
そして、相手方が複数の場合は、上役の方から先に渡します。
わからない場合は、外見や座っている場所などから判断する必要があります。
(事前にリサーチしておくのもいいと思います。)
名刺を受け取ったら、その名刺をすぐに名刺入れに収めるのはタブーです。
座る場合は自分の名刺入れの上に並べてテーブル上に、立ち話の場合は腰の高さより下に落とさない状態で持ったまま話をするようにしましょう。
社会人に限らず、人として挨拶がいかに重要かということは既にお伝えしました。
しかし、社会人の挨拶には日本独特の儀式があります。
ビジネスシーンにおいて初対面の相手の場合は、必ず行われる、社会人ならではの挨拶・・・それは、「名刺交換」です。
名刺交換は、初対面の際に行われるビジネスの慣行儀式です。
これは単に、個人の挨拶というわけではなく、自分の所属する会社、自分の部署を代表して、という意味合いがあります。
その為、名刺交換というのは、普通の挨拶以上に重要なビジネスマナーと言えるでしょう。
その名刺交換ですが、単に自分の名刺を出して相手の名刺を受け取るだけではNGです。
名刺交換にはルールがあり、それができなければビジネスマナーを守ったとはいえません。
まず、こちらが相手方を訪問する場合は、事前に名刺入れから必要枚数を抜いて、取り出しやすい状態にしておきましょう。
次に、名刺交換の際は必ず立ち上がること!常識です。
さらに、名刺を渡す時、もらう時も重要です。
渡す時は自己紹介をしながら渡し、受け取る時は白紙部を持つようにしましょう。
受け取る時には「頂戴致します」などの言葉を発するのが好ましいですね。
名刺交換のポイントは、手間取らない事と、手間取らせない事、そして胸の高さで交換する事です。
以前、長野県の元知事が目の前で名刺を折られた事件がありました。
こうした行為は、たとえどんな事情があろうと、その時点でマナー違反、すなわち社会人失格です。
自らの格を下げるだけでなく、所属する会社や団体の格まで下げてしまうので決してやらないようにしましょう。
ビジネスシーンにおける挨拶は、基本的に以下4つの項目で成り立っていると考えてください。
1つ目は「タイミング」
2つ目は「言葉遣い」
3つ目は「声の大きさ」
そして4つ目は、「お辞儀」
まずタイミングですが、これはかなり重要になります。
例えば、上司が誰かお客様と話をしているタイミングで声をかけて挨拶をするなどは、はっきり言ってビジネスマナーとしてはNGです。
こうした場合には、会釈のみを行うのがマナーです。
もちろん、用事があって話しかけるための挨拶は別です。そういう場合は「失礼します」から入り、用件を伝えましょう。
ふたつめの言葉遣いに関しては、一般的な挨拶とさほど変わりません。
もちろん、無礼な言葉遣いなどは論外ですが、細かい部分でのミスはさほど影響は与えません。
しかし、礼儀に厳しい上司や先輩の場合は怒られてしまうので、細部まで気を使いましょう。
みっつめの声の大きさは比較的重要になります。
何を言っているのかわからないような、か細い声での挨拶では場合によっては相手に不快感を与えてしまいます。
逆に声が大きすぎても、仕事の邪魔をしてしまうことになります。
声の大きさはTPOに合わせる必要がありますが、新入社員の間は、元気をアピールする為に多少声を張るのも有効です。
ただ、職場によってはそれで浮く事もあるので微調整しましょう。
そしてよっつめのお辞儀ですが、これはかなり重要な要素です。
お辞儀というのは、主に角度で三つに分かれます。
出社、退社の際やすれ違いの際には、15度程度の軽い会釈を。
しっかりと挨拶すべき上司やお見送り、お迎え、取引先への訪問の際は30度ほどの中礼を。
そして、冠婚葬祭、感謝、お詫びといった場合は45度で最敬礼を。
ただし、あまり曲げすぎるのも、パフォーマンスと取られる可能性があるので注意しましょう。
ビジネスマナーに限らず、何事にも基本があります。
ビジネスマナーにおいては挨拶が基本になります。
ビジネスマナーでは特に基本が重要、ということは挨拶がとても重要だということです。
単純に挨拶ができるかどうかというのは、子供の頃の家庭や学校での教育が大きなウエイトを占めます。
育った環境次第では、全く挨拶をする習慣がなく、なかなかはきはきと言えなくなってしまう人もいるでしょう。
そういった場合には、自己啓発セミナーなどを受けてでも挨拶ができるようにならなければ、社会ではとてもやっていけません。
挨拶も出来ないような人間は、社会ではまず相手にもされないのですから。
では、ビジネスマナーにおける挨拶を具体的にご紹介しましょう。
大体の目安ですが、午前11時までは「おはようございます」、11時以降は「お疲れ様です」、「こんにちは」、退社する際は「お先に失礼します」、退社する人に対しては「お疲れ様でした」というのが基本です。
もちろん、相手、立場が違えば言葉遣いも違ってきますし、中にはどんな時間帯でも「おはようございます」が基本の世界もありますが、まずはこれらをしっかり使うことがビジネスマナーの基本と言えます。
挨拶はコミュニケーションにおける出発点であり、第一印象を決める要素でもあります。
挨拶ができないだけで自分を低く見られることに憤りを感じる人もいるようですが、実際問題、挨拶にはその人の礼儀が全て集約されています。
これをしっかりできなければ、社会から締め出されてしまうことさえあるのです。
必ず、挨拶はしっかりと、はきはきと言えるようにしましょう。